
「庭が雑草だらけで見苦しい…」
「雑草処理はめんどくさいし、時間がない…」
「業者に頼むと作業中はついていないといけないし、費用が…」
このようなことを思いながらこの記事にたどりついてきたのではないでしょうか?
筆者も雑草だらけの庭をすきま時間を使って、何とかできないかとネットを検索してみましたが、ヒットする情報では「業者に頼んで処理してもらう!」「時間を作って手間暇かけて雑草処理する!」など、どれも自分には合わない、やる気がおきないものでした…
そこで考え方を180度転換!

すべての雑草を処理するのではなく、気にならない程度に雑草を目立たなくできればよい!
と思うようにして、自分で試行錯誤しながら、すきま時間で、気にならない程度になるような雑草対策をすることにしました!
庭に雑草生え放題にはしたくないので、時間をかけずにある程度の対策をしたいと思い、試行錯誤している方法を書き留めておくものです。
費用や1回の作業時間をあまりかけずに、自分で雑草対策をしたいと思っている方!
参考にしてみてください。
1.雑草とは?放っておくとどうなる?
雑草とは、
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- 道端などに自然に生えている草
- 管理地(庭や農耕地など)に栽培目的以外で生えている草
です。
庭の雑草をカンタンに言うと、「居住者がそこに生えていることを望まない草」のこと。
他人様から見たら観賞用と思うものでも居住者が望んでいなければ雑草と考えてもよいことになりますね!
逆に居住者の許容範囲であれば、雑草とはならないということになります!
(ドクダミやツタなど、人によって感じ方が違いますよね)
雑草を放っておくと、
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- 勝手に生育して増殖していく!
- 虫や蚊の大量発生のもとになる!
- 環境次第では蛇や害獣の住処になる!
そこに土と雨などで水が与えられれば、肥料など栄養分を与えなくても生育できる強さがあります!
種は風によって運ばれてきたり、地下茎で育つ草はどこからともなく地下茎を伸ばしてきて地上に出現します!
根付いたらそこから地下茎で増殖したり、種を落として発芽したりして増えていく、とっても強い植物です!
種類によっては、人の背丈ほどに育ち蚊や害虫が大量発生したりと、衛生上はもちろんのこと、精神的にも好ましくないし、周りにも迷惑がかかりますよね?
それに周りから視界をさえぎられる事によって、蛇などがすみつくようになる場合もあります!
そのまま放置しておくと草だけではなく木が生えてきて、森のような状態になっていきます!(木が生えてくるのは、鳥などにより種が運ばれてくることが原因の場合が多いですが…)
2.雑草対策にはどんな方法がある?
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- 草むしり、草刈りをする
- 除草剤をまく
- グランドカバーとなる植物を植える
- 防草シート+砂利、ウッドチップ、人工芝などを敷きつめる
- コンクリート、ウッドデッキなどで土の露出をなくす
庭の雑草対策と聞いて、一般的には上記のような方法を思いつくのではないでしょうか。
どれも費用がかさんだり、労力が必要だったりと想像されているのでは?
たしかに、コンクリートで固めたり人工芝などで覆うのは、整地をしたり工事が必要であったり、自分でやるにはハードルが高く、グランドカバーとなる植物を植えても継続して管理をしていく必要があり、手軽に自分でやっていけるとは言えないでしょう。
また、庭全体に除草剤をまくのも、お子さんやペットがいる場合には身体への影響が心配されることもあります。
草むしりや草刈りも、すべての雑草を一気に処理するのは、労力もかかりますし、専門業者に頼むのは作業中に何かあった場合に対応する必要があったり費用もかかります。
そのようなことを考えていると、どれも大変そうでなかなかやる気が起きない…となりますよね!
以前は筆者も(少しオーバーですが…)一大決心をして、庭の雑草処理をしていましたが、雑草に対する考え方を変えたことで、すきま時間を利用して「草むしり、草刈り」を基本とした無理なく実践できる雑草対策として、本記事でご紹介する方法に行き着きました。
雑草対策に悩んでいる方の、一助になれば幸いです。
3.自分で実践できる雑草対策
自分でできる雑草対策としては以下の方法があります。
草むしり、草刈り
雑草に対する意識を少し変えて、「気にならない雑草はそのままにしておく。」と割り切った考えで、草むしり、草刈りをする方法です。
本格的に雑草を処理しようとすると、草刈り用の機械を使って数時間かけて伐採をするなど、労力と時間をかけないとできず、諦めて費用をかけて専門業者に依頼することになるため、本格的な雑草処理はしないことにします。
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- 膝下(臑のあたり)より低いものは、そのまま放置しておく。
- 見た目が気にならないものはそのままにしておく。(クローバーなど観賞用にできるもの)
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といったように、衛生面を考慮しつつ雑草に対する自分なりの基準を決めて
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- 1回の作業時間がすきま時間(20~30分程度)でできる程度の区画範囲をきめる。
- 毎朝、雨戸を開けるときなどに状態をみて、気になる区画があればすきま時間で雑草処理をする。(すべての区画が気になっても、1日1区画ずつ処理していく。)
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このように考えて実践していくことで、適度な運動をかねた雑草対策としています!
筆者はこの方法で、2週間から1ヶ月間隔で実践中です。
但し、春先など雑草の伸びる速度が速いときは、年に1回ですが草刈り機を使って1時間くらい作業をしています。
尚、すべての雑草を処理するような本格的に雑草対策をすることを望んでいるのであれば、この方法は適さないので専門業者に相談する等を考えていただくことを、お勧めします。
除草剤をまく
コンクリートの隙間や家の基礎の脇など「局所的に生えている雑草」は、刈った後にその部分のみに除草剤をまく対策です。
広範囲にまくのはためらわれても、「局所的に限られた部分の対策をする」のであれば、一考の余地はあります。
グランドカバーとなる植物を植える
タピアン、クローバー、クラピアなどの植物を植えることで雑草をはえにくくするのと、見栄えを良くする方法です。
季節の花などと比べると管理が楽ではありますが、水やりなど一定程度の管理は必要となります。見栄えも気にされる場合は一考されても良いでしょう。
防草シート+砂利、ウッドチップ、人工芝などを敷きつめる
雑草を抜き、防草シートをきれいに敷き詰め、その上に人工芝や砂利・ウッドチップを敷き詰めるという方法です。
手間と費用が、かかりますが対策する広さにもよっては一考されても良いでしょう。
コンクリート、ウッドデッキなどで土の露出をなくす
「コンクリート、ウッドデッキなどで土の露出をなくす」のは、本格的な工事が必要となるため、自分ではできない対策です。
こちらの方法を検討されている方は、専門業者に相談することを、お勧めします。
4.雑草処理するときに気をつけることは?
次に見落としがちですが、雑草処理の際に注意することについて記載します。
熱中症
作業時期が春先~秋となりますので、熱中症に十分注意する必要があります!
意外と意識していない方が多いのですが、総務省などの資料によると気温が上がり始め、暑さに十分順応できていない5月から熱中症での救急搬送が増える傾向にあるとのことです。
水分補給をすることに気をつけるなど、短時間だからといって侮らないようにしましょう!
また、体調不良など少しでも異変を感じたら作業を中止し、休息をとる、通院するなどの行動をとるようにしましょう!
服装
次に服装ですが、肌が露出しないようにできる服装が望ましいです!
長袖、長ズボンで胸元もきっちり閉じられるものを選んでください。
ズボンは昭和以前の農作業姿(古い?)のような、モンペや作務衣みたいに足首が締まるタイプのものが望ましいです。
シャツの袖口が空いてしまう場合には、アームカバーを付けるなど工夫しましょう。
素足にサンダル履きは避けて、靴下に運動靴を履くようにしましょう。
意外とおろそかになるのが首周りです。直射日光を避ける意味もありますが、体温上昇の対策として冷感タオルを巻くと、熱中症の予防にも一助になります。
軍手は必須で、できれば爪付きの軍手を用意しておくと、ちょっとした根っこを掘り出すのに便利です。
日焼けを防ぐこともそうですが、草によっては肌に触れると、かぶれたりすることもありますので、注意が必要です。
目を保護することも考慮しましょう。できればゴーグルのように、目の横も保護できるようなものを選んでください。草を抜いたときに土が飛んできて、目に入る可能性がありますので、注意する必要があります。
帽子をかぶったり手ぬぐいを頭に巻いたりして、直射日光を防ぐことも考慮しましょう!
虫除け対策
そして、虫除け対策です!
虫除けスプレーを使用するなど、対策を怠らないようにしましょう!
筆者は渦巻き型の蚊取り線香を腰に下げて作業してます。(結構効きます。)
5.すきま時間で雑草対策をやってみる
まずは、雑草対策をする場所の1度に作業する範囲と処理する対象となる草を決めます!
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- 作業範囲は、すきま時間(30分程度以下)に、できる広さで。
処理する雑草の生え具合にもよりますが、おおよそ畳2畳から3畳くらいの範囲を目安にすると良いでしょう。 - 処理する草は、膝上まで伸びてくるような草を。
基準は自分で決めて構いませんが、生えてくる雑草は変化しますので柔軟な対処が必要です。
- 作業範囲は、すきま時間(30分程度以下)に、できる広さで。

このような、伸びる草をターゲットに。
ススキなど人の背丈ほどに伸びるような草を放っておくと、害虫がわいたり蚊の発生を促進したりするので注意しましょう!
基準を決めたら、作業をしていきます。
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- 1日1回(朝が良いでしょう)、雑草の伸び具合を確認!
膝下あたりを目安として、見るように心がけます。
特に雨が降った後は、雑草が伸びていることがありますので、必ず確認を!
伸びていれば、雑草処理をしましょう。
最初のうちは、すべての作業範囲が対象になると思いますが、作業した範囲の雑草が、すぐに処理しなければならないほど、生えそろうことはありませんので、1度に作業するのは1つの作業範囲にして、翌日以降に順次作業していきましょう。 - 雑草処理する用意をしたら、作業を開始!
1回の作業時間は30分程度とするように。
たかが草むしりと侮らず、熱中症や筋肉痛にならないよう注意!
短時間でも、以外と太ももの裏などに張りが出たり、腕がだるくなったりします。- 雑草が膝上から腰の高さくらいまで伸びているようであれば、抜くのではなく刈ってしまいます。
一旦、地上部分をなくして、光合成を阻害することで成長を抑制した上で、次回作業の時から抜くようにしましょう。 - 雑草が膝あたりの高さまでの場合は、抜く(むしる)ようにします。
このときに、無理に根っこから抜く必要はありません。
根っこから抜けない草は、地上部分をむしり取れば大丈夫です。
土が硬くなっていて、どうしても根っこから抜けない草ばかりの時は、除草バイブレータなどの道具を使用しても良いでしょう。
- 雑草が膝上から腰の高さくらいまで伸びているようであれば、抜くのではなく刈ってしまいます。
- 雑草を取り終わったら、ゴミとして処理!
処分する量が地面を覆うくらいと少なければ、抜いた状態のまま置いておいても、枯れて土に還りますが、山のような状態で放置しておくと、虫がわいたりゴキブリなどが住み着いたり、衛生的によくありません。
大概の自治体では、燃えるゴミで処分できますので、めんどくさいと思われるでしょうが、きちんとゴミとして処分します。
処分する雑草の量も、畳2畳~3畳分とそれほど広くないので、時間もそれほどかからないです。
- 1日1回(朝が良いでしょう)、雑草の伸び具合を確認!
6.まとめ

筆者はこんな感じで、膝下までの草は気にしないで放置。
いかがでしょうか。本記事では、めんどくさがりでいい加減な筆者が実践している、すきま時間で実践できる、適当な雑草対策の方法をご紹介しました。
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- 庭の雑草とは、そこに生育していることを、居住者 が望んでいない草!
- 雑草対策には、いろいろな方法があるけれど、すきま時間で簡単にできる割り切った草むしりがお勧め!
- 1日1回、雑草の伸び具合を確認して、実施判断!
- 熱中症や肌荒れなどに注意しながら、すきま時間でできる作業範囲に限定して、雑草を処理!
- 処理した雑草は、放置せずにきちんとゴミとして処分!
筆者は造園等の専門家ではないので、この方法がすべての環境で有効なのかはわかりませんが、拙宅ではそれなりに雑草が気にならなくなり、気のせいか蚊の発生も減少したように思います。毎年、一大決心をして雑草処理をされている方や専門業者に頼む費用に頭を痛めている方に、少しでも参考になれば幸いです。是非チェックして、一度実践してみてください!











